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2012 年度 研究成果報告書

常染色体劣性遺伝性家族性筋萎縮性側索硬化症の新規遺伝子同定

研究課題

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研究課題/領域番号 22590923
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 神経内科学
研究機関東京大学

研究代表者

高橋 祐二  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (00372392)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード脳神経疾患 / 遺伝子 / ゲノム
研究概要

本研究の目的は,常染色体劣性遺伝性の家族性筋萎縮性側索硬化症(FALS)の3家系における,原因遺伝子の同定である.そのために,ホモ接合性マッピングによる連鎖解析を行い,同定された候補領域に存在する全遺伝子のスクリーニングを行った.候補領域に存在する40遺伝子の全エクソンについて,特異的プライマーを設計し,コピー数変異,遺伝子再構成などの検出のため,オリゴヌクレオチドプローブを用いたアレイCGHを作成した.これらの遺伝子の全エクソン配列解析及びコピー数解析を行ったが,明らかな変異を認めなかった.そこで,本研究に用いた3家系のうち,連鎖解析による候補領域の最も狭い(約470Mb)一家系について,エクソーム解析と全ゲノム解析を行った.その結果,dbSNP,NHLBI-ESP,1000genomesなどの公開データベースに登録されていない,ホモ接合性の新規非同義性一塩基置換を候補領域において一つのみ認め,原因遺伝子変異候補と考えられた.この塩基置換は家系内で共分離しており,日本人正常対照461名にも認めなかった.しかしながら,既知の原因遺伝子変異を認めないFALS家系20家系におけるスクリーニングを行ったが,明らかな変異は認められなかった.同定された変異がPathogenicmutationであるかどうかについて確定するためには,より多くのFALSにおける解析が必須であると考えられた.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Exome analysis for early-onset amyotrophic lateral sclerosis with autosomal recessive mode of inheritance.2012

    • 著者名/発表者名
      Yuji Takahashi, Koichiro Higasa, Satoshi Takagi, Tadashi Kurita, Hiroyuki Ishiura, Jun Mitsui, Yoko Fukuda, Jun Yoshimura, Taro L. Saito, Shinichi Morishita, Jun Goto and Shoji Tsuji.
    • 学会等名
      The 62nd American Society of Human Genetics Annual Meeting
    • 発表場所
      San Francisco, USA
    • 年月日
      20120000

URL: 

公開日: 2014-08-29  

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