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2012 年度 実績報告書

核―細胞質間シャトル機能障害に立脚したTDP-43神経細胞毒性機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22590932
研究機関独立行政法人国立精神・神経医療研究センター

研究代表者

長野 清一  独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所疾病研究第五部, 室長 (40362727)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード筋萎縮性側索硬化症 / TDP-43 / RNA / 神経突起
研究概要

我々が独自に開発したchamber insertを用いたマウス胎児大脳皮質神経細胞神経突起分画の解析により、昨年度までに筋萎縮性側索硬化症(ALS)の神経細胞で異常局在・凝集するRNA結合蛋白TDP-43による神経突起への輸送標的としてリボソーム蛋白などの蛋白翻訳機能関連mRNAを同定した。本年度は同標的mRNAの輸送機構・局在につきさらに詳細な解析を行った。まず標的mRNAがTDP-43と結合することをマウス大脳組織でのRNA pull-down法および培養細胞でのRNA免疫沈降法により確認した。これら標的mRNAはマウス大脳皮質神経細胞神経突起においてTDP-43と共局在し、かつ同じ輸送挙動を示すことをin situ hybridization法および蛍光顕微鏡観察により示した。さらにこれら標的mRNAはBDNFなどによる神経突起での局所蛋白翻訳の刺激によりその翻訳が上昇すること、TDP-43の発現低下により神経突起での全般的な蛋白翻訳能の低下が起こって突起伸長が抑制されることを見出した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] ショウジョウバエなど小動物を用いた筋萎縮性側索硬化症モデル2012

    • 著者名/発表者名
      藤掛伸宏, 長野清一, 永井義隆
    • 雑誌名

      神経内科

      巻: 76 ページ: 266-274

  • [学会発表] TDP-43により神経突起へ輸送される標的mRNAの同定2012

    • 著者名/発表者名
      長野清一
    • 学会等名
      日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      福岡、福岡国際会議場・マリンメッセ福岡
    • 年月日
      20121211-20121214
  • [学会発表] 筋萎縮性側索硬化症における銅の役割2012

    • 著者名/発表者名
      長野清一
    • 学会等名
      日本微量元素学会学術集会
    • 発表場所
      東京、シェーンバッハ・サボー
    • 年月日
      20120705-20120706
    • 招待講演
  • [学会発表] TDP-43により神経突起へ輸送される標的mRNAの探索2012

    • 著者名/発表者名
      長野清一
    • 学会等名
      日本神経学会学術大会
    • 発表場所
      東京、東京国際フォーラム
    • 年月日
      20120522-20120525
  • [備考] 所属研究部ホームページ

    • URL

      http://www.ncnp.go.jp/nin/guide/r5/member/s-nagano.html

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公開日: 2014-07-24  

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