研究課題/領域番号 |
22590950
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研究機関 | 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
永田 哲也 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 遺伝子疾患治療研究部, 室長 (50362976)
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研究分担者 |
岩田 裕子 独立行政法人国立循環器病研究センター, 研究所 分子生理部, 室長 (80171908)
武田 伸一 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター, トランスレーショナル・メディカルセンター, センター長 (90171644)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | SAC / TRPV2 / DMD |
研究概要 |
TRP 蛋白質(transient receptor potential protein) は,種々の物理化学刺激によって活性化される広範なCa2+流入チャネル群(TRP チャネル遺伝子スーパーファミリー)である。この中で特に機械刺激チャネルTRPV2 は、正常組織では細胞内膜系に存在するが、生体内に異常が生じた場合、例えばマウス等の筋ジストロフィーや拡張型心筋症などの場合の筋変性疾患に伴って、TRPV2 が細胞膜に移行し、活性化される性質がある。本申請では筋ジストロフィー犬におけるTRPV2 を中心としたTRP 蛋白質の心筋及び骨格筋での発現変化を分子生物学的解析し、さらにそれらの阻害剤を使った心筋変性や骨格筋変性を抑制する新規治療法の開発を目的とする。従来の抗体ではイヌに対する染色性が弱くTRPV1と2で抗原性に交差性があったため、新たな抗体で筋ジス犬(発症後)及び正常犬の組織で検証した結果、筋ジス犬ではTRPV2は局在の変化が認められた。Western blotでも同様であった。心筋で検討したがその変化については明らかではなかった。 昨年、TRPC1、TRPC6、TRPC7おいての発現量の変化を検討したが、筋ジス犬および正常犬では差が認められなかったので、今回は新たにCanineのTRPM4/TRPM3の遺伝子を検討したが、その両者ともに差が明らかではなかった。現在、Canineのarrayを用いて解析を行なっている。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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