研究課題
基盤研究(C)
ダイナミン様蛋白質であるDRP1のS-ニトロシル化がミトコンドリアの過剰な分裂を引き起こし、このことがアルツハイマー病の原因であるかどうかを研究した。Glyceryl trinitrate投与時のDRP1のS-ニトシル化は、通常の野生型と比較してtriple transgenic mice (3xTg)においては増加していた。神経細胞内ミトコンドリアの形状をmito-DsRed2 で観察すると、分裂したミトコンドリアが数多く認められ、3xTgにおいては顕著であった。以上のことから、成体脳においてもアミロイドβ存在下ではDRP1のS-ニトシル化が亢進し、ミトコンドリアの分裂が神経細胞内で促進されることが示唆された。
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