研究概要 |
1.BRB-N日本語版(原版はRAO版:Rao SM, Leo GJ, Bernardin L, Unverzagt F. Cognitive dysfunction in multiple sclerosis. I. Frequency, patterns, and prediction. Neurology 1991;41:685-691)のAバージョン、Bバージョンの二者を、年齢・性別などの調整を行いながら、前年度に引き続き、神経疾患の既往のない健常人被験者に施行し、本年度は34名の追加データを得た。これで、合わせて107名のデータを収集し終えた。 2.ここで、収集し終えたデータの内容に関して、施行方法・記載方法が適切であったか全例の確認を行い、データの入力作業を行った。 3.これらのデータを基に、年齢別の標準値など、判断基準を決定する予定であるが、現時点で、解析・調整途中であり、まだ学会や論文への公表に至っていない。 4.BRB-N日本語版を患者にも一部施行した。そのデータは論文データの一部として寄与している。(Etsuji Saji, Musashi Arakawa, Kaori Yanagawa, Yasuko Toyoshima, Akiko Yokoseki, Kouichirou Okamoto, Mika Otsuki, Kohei Akazawa, Akiyoshi Kakita, Hitoshi Takahashi, Masatoyo Nishizawa and Izumi Kawachi. Cognitive impairment and cortical degeneration in neuromyelitis optica. Annals of Neurology 73: 65-76, 2013)。
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