研究課題
平成24年度は、胎仔膵のOPT解析最適化のため、OPT撮像による解析を継続して行った。OPTサンプルについて、膵臓のオリエンテーションを確保するために肝臓を付けたままの胎仔膵臓を固定処理してサンプルを調整し、免疫染色を行うが、解析の結果、肝臓内にもインスリン抗体で染まる部分が存在することが判明した。これが非特異的染色によるものか、実際に肝臓内にインスリンを発現する細胞が存在するのかどうか、同様の胎児サンプルを用いて、免疫染色等を行い検討したが、特定が困難であった。次に、カロリー制限群の作製について、マウス用のマルチフィーダーを用いた方法での検討を再度試みたが、毎日の測定で食事量の変化が少なすぎることと変化量について個体間のばらつきが大きいために70%への調節が困難であった。そのため、雌のRip-Lucマウス(ラットインスリンプロモーター下にルシフェラーゼを発現する遺伝子改変マウス)を、代謝ケージを用いての通常食(CD)群と30%カロリー制限(RD)群に分ける予備検討を開始した。その際、カロリー制限は、当初毎日CD 群の食事量を計量し、その70%量を与える予定であったが、摂取量の個体差が大きく、また同個体においても食事量が安定しないため、十分な検討を加えることができなかった。さらに、RD群では、出産後のマウスを食べてしまう問題もあり、解析が困難であった。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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