若齢期の人工甘味料曝露によるレプチン抵抗性獲得機構の解明

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22591014
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 内分泌学
• 研究機関: 琉球大学
• 研究代表者: 屋比久 浩市 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (70545748)
• 研究分担者: 益崎 裕章 琉球大学, 医学研究科, 教授 (00291899) ; 高山 千利 琉球大学, 医学研究科, 教授 (60197217) ; 島袋 充生 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (60271144) ; 幸喜 毅 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (80273415)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 肥満 / レプチン抵抗性 / 視床下部

研究概要

若齢期における人工甘味料摂取が、視床下部小胞体(ER)ストレスを介して、成獣期の肥満感受性(レプチン抵抗性)を高める可能性が示唆された。分子シャペロンを人工甘味料と共投与することで、視床下部 ER ストレスが低下し、さらに成獣期以降、高脂肪食に対する嗜好性をも軽減することが確認された。 マウスの embryo から摘出した全脳の primary culture においては、人工甘味料が ER ストレス関連遺伝子の発現をかなり亢進させた。これは人工甘味料が視床下部 ER ストレスにダイレクトに寄与することを示唆する所見である。

研究成果

• [雑誌論文] J Metab Synd (2010)
  • 著者名/発表者名: Yabiku K, Ohshiro Y, Sunagawa S, Kozuka C, Taira S, Ueda R, Nakamoto K, Iwabuchi K, Yonaha M, Yamakawa K, Higa M, Shimabukuro M, Masuzaki H
  • 雑誌名: J Metab Synd 巻: 7 ページ: 26-30
• [学会発表] 若齢期に対する人工甘味料曝露給餌によるレプチン抵抗性獲得と高尿酸血症の誘導高尿酸血症 (2010)
  • 著者名/発表者名: 屋比久浩市(代表者)、大城譲、砂川澄人、小塚智沙代、平良伸一郎、植田玲、仲本桂子、岩渕敬子、與那覇恵、山川研、比嘉盛丈、島袋充生、高山千利、益崎裕章
  • 学会等名: メタボリックシンドロームリサーチフォーラム第6回研究集会
  • 発表場所: 大阪府大阪市ホテルグランヴィア大阪
  • 年月日: 2010-08-06
• [学会発表] 若齢期の人工甘味料曝露によるレプチン抵抗性獲得機構の解明 (2010)
  • 著者名/発表者名: 屋比久浩市(代表者)、大城譲、砂川澄人、小塚智沙代、 幸喜毅、平良伸一郎、植田玲、仲本桂子、岩渕敬子、山川研、比嘉盛丈、島袋充生、高山千利、益崎裕章
  • 学会等名: 第53回日本糖尿病学会年次学術集会
  • 発表場所: 岡山県岡山市デジタルミュージアム
  • 年月日: 2010-05-29