受容体型チロシンキナーゼROR1による癌化機構解明とその治療応用

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22591031
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 血液内科学
• 研究機関: 東京医科歯科大学
• 研究代表者: 福田 哲也 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70332624)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: RORI / CLL

研究概要

ROR1の発現調節について検討し、腫瘍細胞におけるROR1発現に、MYBが強く関わることが明らかとなった。また、ROR1を癌関連抗原として、免疫療法の確立を目指し、人工抗原提示細胞の作製し、ROR1及び、HLA-A24分子の遺伝子導入し、これを用いてT細胞をin vitroにて培養した所、T細胞の増殖が得られ、このT細胞において、ROR1遺伝子導入細胞に対しての細胞障害活性が認められた。

研究成果

• [雑誌論文] CD137 Is Induced by the CD40Signal on Chronic Lymphocytic Leukemia B Cells and Transduces the Survival Signal via NF-κB Activation (2013)
  • 著者名/発表者名: Nakaima Y, Watanabe K, Koyama T, Miura O, Fukuda T
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 8(5) ページ: e64425
  • DOI: doi:10.1371/journal.pone.0064425. Print 2013
  • 査読あり
• [学会発表] Tetsuya Fukuda Transcriptional regulatory mechanisms for ROR1 expression in B cell malignancies (2012)
  • 著者名/発表者名: Ken Watanabe, Miyu Kato, Shihoko Suwa, Aya Kasubata, Osamu Miura
  • 学会等名: 第74回日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20121019-20121021
• [学会発表] Ex vivo人工抗原提示細胞を用い た腫瘍関連抗原ROR1特異的細胞傷害性T細胞の誘導、expansion of ROR1-specificcytotoxic T lymphocytes by engineered artificial antigen presenting cells expressing CD137 ligand co-stimulatory molecule (2012)
  • 著者名/発表者名: 諏訪志穂子、加藤未有、渡邉健、三浦修、 福田哲也
  • 学会等名: 第74回日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 20121019-20121021
• [学会発表] トリプトファン代謝産物のリンパ系腫瘍に対する効果Tryptophan metabolites inhibit the proliferation of lymphoma cells (2012)
  • 著者名/発表者名: 霞流彩,渡邉健,若林志穂子,遠藤咲恵,清川歩美,鈴木敏恵,工藤秀機,三浦修,福田哲也
  • 学会等名: 第73回日本血液学会学術集会
  • 発表場所: 名古屋
  • 年月日: 2012-10-15