研究課題
基盤研究(C)
t(4;14)は多発性骨髄腫の予後不良因子であるが、本染色体異常を有する骨髄腫細胞においては線維芽細胞増殖因子受容体 3(FGFR3)遺伝子の異所性高発現が生じている。更に t(4;14)陽性骨髄腫の一部の進行例では、FGFR3 の活性化変異が認められる。プロテアソーム阻害剤ボルテゾミブは、Lys650Glu 変異 FGFR3 発現形質細胞腫瘍に特に有効であり、その細胞毒性の増強は小胞体ストレス依存性であることが示唆された。またその小胞体ストレスの増強は、Lys650Glu変異 FGFR3 が小胞体において異所性に活性化を示すことと関連している可能性が考えられた。
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