研究課題
基盤研究(C)
多くの遺伝子を制御するヒストンメチル化に関わる遺伝子EZH2がGVHDの治療標的となりうるかどうか、マウスGVHDモデルを用い検証した。EZH2を抑制する薬剤DZNepを投与、GVHDに対する予防および治療効果を認めた。一方、GVL効果は維持されていた。DZNep 投与群のT細胞の解析から、EZH2がエフェクター関連遺伝子(IFNγ, Trail, Eomesなど)にはあまり影響しない一方で、アポトーシス関連遺伝子Bim の発現を上昇、T 細胞をアポトーシスに導き、GVLを保持しながら、GVHDを抑制することを示した(Kato K et al. BLOOD 2012)。本研究は、遺伝子制御によるGVHDの新規治療開発の発端となりうることが期待される。
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