研究課題
基盤研究(C)
本研究は、形質細胞様樹状細胞(pDC)の活性化を介して全身に防御免疫を誘導する粘膜ワクチンを開発することを目的としている。代表研究者らは、粘膜ワクチンのアジュバント候補としてpDCを活性化するCpGオリゴDNA「G9.1」を開発した。G9.1はヒトやマウスの細胞にTh1免疫を誘導した。抗原タンパク質と共にマウス鼻腔内に投与すると粘膜IgAが産生され、pDC依存性にIgG抗体が産生された。結核免疫の低下したモルモットに特定の結核菌抗原と共投与すると、結核菌感染抵抗性が増強した。その機序のひとつに抗原によるG9.1活性の増強が示唆された。G9.1を取り入れた新規粘膜ワクチンの開発が期待される。
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Plos One
巻: 9巻 ページ: e88846
10.1371/journal.pone.0088846
Immun Ageing
巻: 10巻 ページ: 25
10.1186/1742-4933-10-2