研究課題
基盤研究(C)
小児の微少変化型ネフローゼ症候群(本症)の病因は不明である。最近、本症において転写因子NF-κBの活性化が病因に関与しており本症の治療薬・ステロイドはその機能抑制を介して有効性を発揮するとの考えがある。その結果、DHMEQ非投与群では有意な蛋白尿、低アルブミン血症を呈したのに対し、DHMEQ投与群ではこれらの所見は軽減した。またDHMEQ投与群ではNF-κBの核内移行阻害が確認された。以上よりNF-κBは本症の発症に重要な役割を果たしておりNF-κB阻害薬DHMEQは本症の新規治療薬となる可能性があると思われた。
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American Journal of Nephrology
巻: 37 ページ: 302-309
DOI:10.1159/000348803