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2010 年度 実績報告書

新生児末梢循環モニターの開発と臨床評価

研究課題

研究課題/領域番号 22591206
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

奥谷 貴弘  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60336881)

研究分担者 樋口 隆造  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (70156579)
吉川 徳茂  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (10158412)
キーワードレーザードップラー血流計 / 末梢循環
研究概要

集中治療を必要とする未熟児新生児における循環管理の適切な指標はない.我々はレーザードップラー血流計による皮膚血流量の測定とパルスオキシメーターの光プレティスモグラフィー波形解析を併用することにより,リアルタイムに循環動態を評価できる非侵襲的モニターの開発を進める.
パルスオキシメーターはマシモジャパンのラディカルSETを用いた.ラディカル後面のアナログアウトプット端子からプレティスモグラフィー波形を電圧変化として取り出すためのケーブルを作成中.ECG波形をPhilips社製IntelliVue MP50のアナログ出力端子から取り出すためのケーブルは今年度に作成し,現在うまく動作している.レーザードップラー血流計の収録・解析装置のAD INSTRUMENTS社のPowerLabは複数チャンネルの入力が可能なので,それを用いてレーザードップラー血流計による血流量と,ECG波形を同時に記録してデータ収集に努めた.
レーザー血流計はプローブと皮膚の接着具合によって値が著明に変動してしまうため,多少の体動でもプローブの貼付具合が変わらない装着方法を検討した.足背,下腿前面,大腿部,腹部,前額部について測定を繰り返し,安定した値を得られる場所を模索中である.またサンプリングレートを速くすることによって皮膚血流を脈波として捉えられることが今年度のデータ収集時に判明したので,サンプリングレートは通常の10倍の100/sとした.

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公開日: 2012-07-19  

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