研究課題
基盤研究(C)
悪性黒色腫に対する抗腫瘍免疫において重要なのは血球細胞が腫瘍へと浸潤することであるが、血球細胞の移動を司る細胞接着因子であるbeta7インテグリンおよびalphaEインテグリンの腫瘍免疫における役割に関して研究を展開した。alphaEインテグリン欠損では腫瘍免疫への明らかな影響はみられなかったが、beta7インテグリンの欠損により抗腫瘍免疫の増強がみられた。また、そのメカニズムとしてbeta7インテグリンが欠損すると細胞接着機能を代償するためICAM-1、VCAM-1の発現が増強し、インターフェロンガンマを発現するTh1型のCD4陽性T細胞の浸潤数が増加することにより、抗腫瘍効果が亢進すると考えられた。
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