研究課題/領域番号 |
22591233
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研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
矢上 晶子 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (90367699)
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研究分担者 |
斎藤 博久 独立行政法人国立成育医療研究センター, その他部局等, その他 (40130166)
松永 佳世子 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (80131192)
林 宣宏 東京工業大学, 生命理工学研究科, 准教授 (80267955)
大保木 啓介 独立行政法人国立成育医療研究センター, その他部局等, その他 (80415108)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | アレルギー性接触皮膚炎 / 遺伝子解析 / 診断バイオマーカー / 染毛剤 / para-phenylenediamine |
研究概要 |
患者収集:染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎が疑われた患者に対し、para-phenylenediamine(p-PD)を含む染毛剤関連抗原を用いたパッチテストを施行した。その結果、6名が国際接触皮膚炎研究班の判定基準に基づき+以上の陽性反応を呈した。全例が女性で年齢は34歳~78歳であった。これらの患者に対し、本研究の説明同意が得られた後、サンプルの採取を行った。サンプル採取:ヘパリン採血(約12.5ml)を実施した。また、新鮮血液をRNA 解析目的にPAXgene Blood RNA Tubeに採取した。また、毛髪は毛根組織も含め静かに5 本抜き、毛根部1cm 程を RNA stabilizer(RNAlater®)1ml に浸した。これらを遠心した後に RNeasy® mini kit のBuffer RLT を加え、mixer にて組織破砕を促進した。QIA shredder® column を用いてhomogenization した後にRNeasy® minikitのプロトコールに従ってTotal RNA を抽出した。Agilent2100 Bioanalyser®にてQuality を確認した。頬粘膜採取は、滅菌済み綿棒で患者の頬粘膜を左右各5 回擦り細胞を採取し、綿棒の先をRNAstabilizer (RNAlater®) 1ml に浸し、毛根と同様の方法でTotal RNAを抽出した。マイクロアレイ法による遺伝子発現解析:マイクロアレイ実験(cRNA ラベリング、ハイブリダイゼーション、発色とスキャン)を実施したが健常コントロールとの差はみられなかった。これまでに本研究のごとく、染毛剤によるアレルギー性接触皮膚炎患者のサンプルを検討した報告はなく、検討しえたことは意義深いと考える。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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