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2012 年度 実績報告書

IL-22Rを強発現した三次元培養皮膚を免疫不全マウスに移植した乾癬モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22591241
研究機関愛媛大学

研究代表者

藤山 幹子  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60263935)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードIL-22 / 乾癬 / IL-22 レセプター
研究概要

IL-22RのリガンドであるIL-22は、乾癬の病態形成に必須のサイトカインであり、IL-22のシグナルにおいては特にSTAT3のリン酸化とその活性化が重要であることが知られているが、実際にSTAT3がIL-22により誘導される遺伝子の発現にどのように関与しているのかほとんど検討されていない。そこで、HB-EGF、IL-8、S100A7、HBD2など乾癬でいずれも発現が増強している蛋白が、IL-22刺激により遅発性に発現が誘導されることに注目して検討し、STAT3の活性化を介して産生されるbcl-3がこれらの遺伝子発現に重要な役割を果たしていること、bcl-3によるこれら遺伝子発現にはp50の存在が必要であることを明らかにした。そこで、乾癬の病変部に実際にbcl-3の発現が増強しているのかを検討した。正常皮膚、乾癬皮膚において、免疫組織染色においてbcl-3は乾癬病変の表皮の核に強く発現しており、この発現はやはり発現が増強しているp50の発現パターンと一致していた。これらの所見は、乾癬の病態におけるIL-22の重要性を明らかとし、IL-22Rを強発現させた表皮角化細胞を用いた三次元皮膚培養皮膚が乾癬モデルになりうることを示唆する。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] IFN-α enhances IL-22 receptor expression in keratinocyte: a possible role in development of psoriasis2012

    • 著者名/発表者名
      Tohyama M
    • 雑誌名

      J Invest Dermatol

      巻: 132 ページ: 1933-1935

    • DOI

      10.1038/jid.2011.468

    • 査読あり
  • [学会発表] CISH suppresses IL-17-induced CCL20 production from epidermal keratinocytes in Th2 dominant environment

    • 著者名/発表者名
      Tohyama M
    • 学会等名
      日本研究皮膚科学会第37回年次学術大会
    • 発表場所
      沖縄
  • [学会発表] Nuclear translocation of Bcl3 and p50 by IL-22 produces HB-EGF, IL-8, S100A7, and human β-defensin 2 in keratinocytes of psoriasis

    • 著者名/発表者名
      Tohyama M
    • 学会等名
      41th annual ESDR meeting of the European Society for Dermatological Research
    • 発表場所
      スペイン

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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