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2012 年度 実績報告書

医療、精神保健、および家族に対する精神科的危機対応法の習得を目的とした介入研究

研究課題

研究課題/領域番号 22591296
研究機関岩手医科大学

研究代表者

大塚 耕太郎  岩手医科大学, 医学部, 講師 (00337156)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード医療・福祉 / 臨床 / 社会福祉関係 / 社会系心理学 / 社会医学 / 災害精神医学
研究概要

医療従事者(医師、看護師等)や精神保健従事者(保健師、関連機関職員、ボランティア等)等、幅広い従事者や家族など支援者を対象に、①精神疾患(うつ病、統合失調症、アルコール依存症、薬物依存)に対する偏見や差別の除去、②地域の医療や精神保健領域において、必要な精神医学的知識・対応技法を効率的に習得できるような教育法の確立、③自殺の危険性のあるものに対する対応技法が習得できるようなMental health first aidに基づいた構造化した教育プログラムを開発した。その上で、Mental health first aidプログラムのマニュアル第2版の内容を反映させた。また、新規教育プログラム開発について、相模原市の精神保健福祉センター等関係機関と共同で研修会の実施、参加者に対する調査を行い、プログラムの直接的介入効果を検証した。
また、内閣府と共同で、本教育プログラムに基づき視覚教材や講義資料で構成されるキットを開発し、更に地域保健と関連した視覚教材の開発も行った。平成23年度に内閣府と共同で開発したDVD資料を基にした啓発キットを用いて自殺対策の中でゲートキーパーの役割が期待される地域精神保健従事者に対する教育を行い、ファシリテーター養成や効果評価の実証研究も合わせて実施し、被災地のゲートキーパー養成のための研修プログラムを普及した。
このように本研究において実証的に構築された精神保健従事者に対する教育プログラムは、自殺対策基本法や自殺総合対策大綱で位置付けられている重点施策であるゲートキーパーの養成の骨子として位置付けられ、全国で活用された。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2012 その他

すべて 雑誌論文 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 東日本大震災における岩手県の心のケアの取り組みを振り返って:今後の課題2012

    • 著者名/発表者名
      大塚耕太郎
    • 雑誌名

      日本精神科病院協会雑誌

      巻: 31(9) ページ: 32-37

  • [図書] 精神保健福祉白書2013年版-障害者総合支援法の施行と障害者施策の行方2012

    • 著者名/発表者名
      大塚 耕太郎
    • 総ページ数
      224
    • 出版者
      中央法規出版
  • [備考] Mental Health First Aid Japan

    • URL

      http://mhfa.jp

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公開日: 2014-07-24  

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