研究課題/領域番号 |
22591307
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
豊田 倫子 独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, 専門職研究員 (20392045)
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研究分担者 |
吉川 武男 独立行政法人理化学研究所, 分子精神科学研究チーム, チームリーダー (30249958)
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キーワード | 統合失調症 |
研究概要 |
今年度は、研究への協力者(被験者)のリクルート、およびプレパルスインヒビション(prepulse inhibition:PPI)の測定を含めた各種のデータ収集を主として実施する予定であった。PPI検査を実施する際には、事前の同意説明、聴力検査なども含めると、研究への協力者には長い時間に渡るご協力を頂く必要がある。本研究を実施する上で、研究への協力者への負担を軽減し、より参加しやすい条件を検討することが重要と考え、PPIの測定時間の短縮化について、既存の基礎的なデータを対象として検討を加えた。また、当初は協力者よりDNA抽出、血中生理活性物質を目的とした採血を実施する予定であったが、採血量を減らすことにより、研究への協力者に与える侵襲度を下げることが、参加者人数を増やす上で必要な対処と考え、末梢血液の代りに口腔内の唾液がDNA抽出の代替試料と成り得るか否かの検討を行った共同研究機関である医療機関のスタッフを対象として、本研究についての同意説明を実施し、同意の得られた方よりDNA Genotek社製のOragene DNAキットを用いて2mLの唾液を採取した。採取済みの唾液を試料として、キットのプロトコールに従ったDNA抽出法、およびBeckman Coulter社製のAgencourt DNAdvance Kitを用いたDNA抽出の2法を実施し、DNA抽出作業を行ったところ、どちらの方法でも一定純度のDNAが得られた。この結果を受け、今後本研究課題へ参加頂く協力者に対しては、DNA抽出用の試料として、採取時の侵襲性が殆どない口腔内唾液採取という方法を利用する方針とした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
共同研究機関先で、研究への協力者の募集窓口となって下さっていた担当者が急遽異動となり、また、状況(環境)変化が種々生じたため、研究協力者を募集することに一時期支障をきたしたため。
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今後の研究の推進方策 |
最終年度は、これまでの遅れを挽回すべく、本研究課題遂行に充てる時間を増やし、共同研究機関との協調体制を整えなおし、かつ、研究への協力者に依頼する検査をより参加しやすい条件に変更して本研究を推進していく。
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