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2012 年度 実績報告書

マルチスライスCTによるハイリスク冠動脈疾患患者の早期診断及び予防治療戦略の構築

研究課題

研究課題/領域番号 22591314
研究機関北海道大学

研究代表者

後藤 大祐  北海道大学, 大学病院, 特任助教 (00455635)

研究分担者 古本 智夫  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (10399925)
筒井 裕之  北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70264017)
真鍋 徳子  北海道大学, 大学病院, 講師 (70463742)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードエックス線・CT / 冠動脈疾患 / 予後
研究概要

非閉塞性冠動脈病変の臨床的意義について明らかにすることを目的に北海道大学病院ならびにその関連病院で冠動脈CTAを受ける症例を対象に前向きコホートを確立した。
2012年10月6日までの時点で、163症例の登録が行われ、その年齢の平均は65.2±10.6(SD)歳、男性53.4%であった。2011年3月31日までに登録された126症例(内訳:北海道大学病院90症例、渓和会江別病院2症例、小樽協会病院3症例、苫小牧市立病院11症例、北海道医療センター20症例)を対象に追跡調査を行なった。
追跡調査の平均観察期間は868日で、追跡率92%。死亡2名(心臓血管死1名、悪性腫瘍1名)、急性冠症候群2名(急性心筋梗塞1名、不安定狭心症1名)を認めた。冠動脈CTA施行時の冠動脈狭窄の程度で、登録症例を閉塞性冠動脈病変群, 非閉塞性冠動脈病変群, 正常冠動脈群に分けて、全死亡と冠動脈疾患による入院の複合エンドポイントを主要評価項目として比較したところ、閉塞性冠動脈病変群と非閉塞性冠動脈病変群の間(P<0.0001)、閉塞性冠動脈病変群と正常冠動脈群の間(P<0.0001)のイベントの発生には有意差が認められたが、非閉塞性冠動脈病変群と正常冠動脈群の間(P=0.7862)には有意差は認められなかった。全死亡、心臓血管死亡については、いずれの群の間においても有意差は認めなかった。冠血行再建、心血管系の入院についても、非閉塞性冠動脈病変群と正常冠動脈群の間では有意差を認めなかった。
冠動脈CTAにて認められた非閉塞性冠動脈病変は、全死亡+冠動脈疾患による入院の複合エンドポイント、冠血行再建、心血管系の入院などの評価項目で、正常冠動脈群と比較してその発生を増加させなかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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