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2011 年度 実績報告書

回転収縮運動を考慮した心機能評価法の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 22591315
研究機関東北大学

研究代表者

齋藤 春夫  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90170521)

研究分担者 石橋 忠司  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40151401)
キーワード心臓 / 心筋運動 / MRI
研究概要

平成23年度は心筋運動解析用ファントームの運動体部分を改良し、基本的運動に加えて回転運動を摸擬できるようにした。回転運動の再現性は向上したが、運動のなめらかさには未だ問題があり、運動解析に用いるファントームとするためにはさらなる調整が必要と考えている。
健常ボランティアにおけるMRI Tagging画像、次いでCine MRIによる内膜側、外膜側の局所運動評価法の研究は、健常ボランディアのCine MRI、およびMRI Taggingの画像を得、清報工学の専門家の助言を得ながら研究した。心筋の内膜面の特徴点を追尾するソフトウエアにより、Cine MRI画像において左心室内膜面の凹凸などの特徴点をとらえてこれを追尾し、特徴点の運動方向解析が可能となった。回転方向と車軸方向への動きに分解しての解析も可能と考えられた。心筋運動解析の標準的手法であるMRI Taggiing画像による動きの解析結果と対比を試み、今回開発した解析法で、定性的にはCine MRI画像でも良好な解析ができていると考えられたが、定量的解析は緒についたばかりで、今後さらなる研究が必要である。Cine MRI画像において左心室外膜面の特徴点をとらえ、これを追尾することも試みたが、内膜面と比較して特徴点の把握が難しく、今後さらなる工夫が必要と考えられた。MRI Tagging画像の定量解析においてば、各時相の画像から得られる回転方向と車軸方向の動きの最大速度、最大速度に達するまでの時間など各種因子についてさらに解析を進める必要があると考えられ、現在解析を継続中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

シネMRI画像の解析において、心外膜側の特徴点の自動判別が難しく、研究が遅れている。また、ファントームの動きのなめらかさが実現できていない点も遅れていると考える。

今後の研究の推進方策

MRTagging画像との対比により、シネMRI画像の解析にお、ける心外膜側の特徴点の自動判別方を改善する必要がある。また、ファントームの動きをよりなめらかになるよう改良する必要もある。MRTagging画像による自動解析とともに、引き続き、研究を続ける。

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公開日: 2013-06-26  

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