研究課題
基盤研究(C)
Sorafenib の早期投与がラット肝において dysplastic nodule (DN)から多血性細胞癌への多段階発癌を阻止できるかどうかについて、化学発癌モデルを使用して検討した。早期投与群では、肝内に誘導される結節の個数は有意に少なく、それら結節は多血性肝細胞癌が少ない傾向にあり、特に出血性結節は少ない傾向にあることが造影 MRI と病理組織化学的検討で判明した。Sorafenib 早期投与により、DN への血管誘導を妨げられ、多血肝細胞癌発生を防ぐことができると考えられた