研究課題
基盤研究(C)
我々は、 多検出器 CT の 1mm-slice 多断面再構成画像を用いて、 肝内外門脈周囲域への癌進展形式"periportal cancer spread pattern (PCSP)"の解析を行った。その結果、肝内・肝門部胆管癌では 38%(9/24 例)で PCSP 陽性であり、特に肝門部胆管癌において肝内亜区域レベルから肝外門脈周囲域までの広範な PCSP を認めた。一方、肝外胆管癌では、原発巣の門脈周囲域から右腹腔神経節に向かう後肝神経叢が PCSP 陽性の要因であり、CT では同神経叢に一致する索状、網状、腫瘤状の濃度上昇域として捉えられた。
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