研究課題
基盤研究(C)
食道癌細胞の放射線感受性に対する。バルプロ酸と低濃度ドセタキセルの影響とその機序につき検討した。その結果バルプロ酸は、ヒストンのアセチル化によるクロマチンの弛緩と放射線障害により引き起こされるDNA二重鎖切断を修復する酵素のうちRad51 の発現を低下させ相同末端結合を阻害するとともに、Ku70のアセチル化による非相同末端結合を阻害することにより食道癌細胞の放射線感受性を増強した。またドセタキセルは低濃度ではG1期、高濃度ではG2M期で細胞周期を停止させ、放射線感受性を増強した。
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Int J Oncol
巻: 40 ページ: 2140-2146
DOI:10.3892/ijo.2012.1416.