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2011 年度 実績報告書

抗癌剤・放射線感受性遺伝子解析を応用した直腸癌に対する新規術前化学放射線療法

研究課題

研究課題/領域番号 22591414
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

堀田 司  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50244744)

研究分担者 山上 裕機  和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (20191190)
瀧滕 克也  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (00254540)
横山 省三  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90398462)
中村 公紀  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (80364090)
松田 健司  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (30398458)
キーワード直腸癌 / 術前化学放射線療法
研究概要

進行直腸癌の術前化学放射線療法において、感受性遺伝子発現の有無と臨床的な効果に関する前向き治療効果判定はいまなお不明である。抗癌剤や放射線に対する感受性の差異を個人の遺伝子発現の違いとして捉え、抗癌剤感受性遺伝子や放射線感受性遺伝子の発現と抗癌剤放射線感受性との相関関係を解析することによって、効率的で副作用のない術前化学放射線療法を確立することを目的とする。そのために、進行直腸癌に対して分子生物学的手法により抗癌剤感受性遺伝子(DPD,TS,TP,OPRT)や放射線感受性遺伝子(Bcl-2,Bcl-X1,Bax,)の発現を解析する。現在までに同意の得られた直腸癌7症例(放射線非照射群)のreal-time RT-PCRによる放射線感受性遺伝子発現はBcl-2/GAPDH(mean±SD),0.000003783±0.000002771:Bcl-X1/GAPDH(mean±SD),0.000127737±0.000033574:Bax/GAPDH(mean±SD),0.001611957±0.000926904であった。また、術前化学放射線療法施行直腸癌10例のうち組織効果判定はgrade3を2症例に認めた。そして、リンパ節構造のない壁外非連続性癌進展病巣はgrade2,3症例には認めず、gradelb症例に認め放射線感受性の悪い症例は予後不良と考えられた。術前化学放射線療法施行症例6例に標本凍結サンプリング中で今後抗癌剤感受性遺伝子と放射線感受性遺伝子の発現を追加解析する。臨床的効果(抗癌剤と放射線の併用効果・腫瘍縮小効果・副作用・合併症)の予測診断を確立していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

real-time RT-PCR解析はある程度標本蓄積した時点でいっせいに解析する方が効率が良い。症例集積期間をとっているためやや遅れている。

今後の研究の推進方策

上記11の理由でややおくれているが、症例集積が多くなった時点でreal-time RT-PCR解析はいっせいに短期間で実行可能なので遅れを取り戻せると考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 腹腔鏡補助下結腸切除術の学習効果と肥満2011

    • 著者名/発表者名
      堀田司
    • 学会等名
      第73回日本臨床外科学会総会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2011-11-18

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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