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2012 年度 実績報告書

癌転移臓器の幹細胞ニッチを標的としたホスト環境の外科的制御に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 22591423
研究機関千葉大学

研究代表者

榊原 雅裕  千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (70375632)

研究分担者 長嶋 健  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (60292710)
宮崎 勝  千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70166156)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード転移性乳癌 / ホスト環境 / 癌幹細胞ニッチ / シナプス / 環境移植
研究概要

本研究は、根治が極めて難しい転移性の癌に対して、治療標的を従来の『腫瘍』から『ホ スト環境』へと変換し、これを外科的に制御するという全く新しい概念の癌治療の基礎を 築くことを目的とする研究であり、筆者の癌は転移によって臓器のホスト環境、特に体性幹細胞を制御する『ニッチ』と接触し、自らの分化増殖能を増大させてゆくと推測し、この転移臓器におけるホスト環境の制御こそが次世代の癌治療であるという仮説に基づいている。我々はまず乳癌幹細胞の動態、特に転移巣での動態を解析すべく、臨床検体を用いた研究に着手した。我々は初てヒトの転移巣での癌(転移性癌)における癌幹細胞の臨床的意義を確認しさらに癌幹細胞転移の薬物耐性において極めて重要な知見を得ることに成功した。理論上薬物抵抗性があると考えられる癌幹細胞転移の確認された乳癌患者への薬物治療において約半数の症例で癌幹細胞転移の消失が確認された。また薬物治療において癌の残存があっても、癌幹細胞が消失したものは、癌がすべて消失したものと同等の結果であった。この結果は国内の学会にて発表し、英論文誌に報告した。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Aldehyde Dehydrogenase 1-Positive Cells in Axillary Lymph Node Metastases After Chemotherapy as a Prognostic Factor in Patients With Lymph Node-Positive Breast Cancer2012

    • 著者名/発表者名
      Masahiro Sakakibar
    • 雑誌名

      Cancer

      巻: 118 ページ: 3899-3910

    • DOI

      10.1002/cncr.26725.

    • 査読あり

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公開日: 2014-07-24  

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