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2010 年度 実績報告書

胃癌における転移予測マーカーの開発

研究課題

研究課題/領域番号 22591472
研究機関静岡県立静岡がんセンター(研究所)

研究代表者

寺島 雅典  静岡県立静岡がんセンター(研究所), 胃外科, 科部長 (40197794)

研究分担者 望月 徹  静岡県立静岡がんセンター(研究所), 遺伝子診療研究部, 副所長兼部長 (00117780)
大島 敬一  静岡県立静岡がんセンター(研究所), 遺伝子診療研究部, 主任研究員 (10399587)
畠山 慶一  静岡県立静岡がんセンター(研究所), 遺伝子診療研究部, 研究員 (20564157)
キーワード癌 / 遺伝子 / 外科 / 種瘍マーカー / 微小転移
研究概要

予備的な検討として進行胃癌20例を対象として末梢血、腹腔洗浄液から癌細胞を抽出し、候補遺伝子の発現をreal-time RT-PCRにて定量的に測定した。その結果、末梢血からは癌細胞の検出が可能であったが、腹腔洗浄液から癌細胞が検出できた症例は極めて少数であった。従って、以降の検討は末梢血を中心として実施する事とし、これまで約100例の進行胃癌症例に対して検体の採取が終了している。
また、新たな候補遺伝子の探索を目的として胃癌高腹膜培養細胞株に対して、nano-flow液体クロマトグラフィー、linear ion trap time-of-flight mass spectrometry(LIT-TOF MAS)などを用いてmultiple'omics'的に解析し、aldolase C, fructose-bisphosphate(ALDOC)の新たなsplicing variantが候補遺伝子と抽出された。更に本遺伝子の塩基配列に関してもRT-PCR DNA sequence法により同定し、新たな4a、 4b variantを検出した。今後、このvariantに関しても臨床検体を用いて検討していく予定である。
更に、患者血清を用いたmi-RNAの解析も行っており、今後転移、再発のマーカーとなりそうなmi-RNAを同定していく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of a novel protein isoform derived from cancer-related splicing variants using combined analysis of transcriptome and proteome.2011

    • 著者名/発表者名
      Hatakeyama k, Terashima M, et al.
    • 雑誌名

      Proteomic

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 腹腔洗浄細胞診陽性例に対する肉眼的治癒切除の意義2011

    • 著者名/発表者名
      寺島雅典
    • 雑誌名

      癌の臨床

      巻: 56 ページ: 291-295

  • [雑誌論文] Lymph node dissection in the resection of gastric cancer : review of existing evidence.2010

    • 著者名/発表者名
      Tanizawa Y, Terashima M, et al.
    • 雑誌名

      Gastric Cancer

      巻: 13 ページ: 137-148

    • 査読あり
  • [学会発表] Identification of cancer-related Splicing Variant Based on Multiple Omics Strategy2010

    • 著者名/発表者名
      畠山慶一、寺島雅典, 他
    • 学会等名
      第69回日本癌学会
    • 発表場所
      大阪市
    • 年月日
      2010-09-22

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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