研究課題
基盤研究(C)
新規NF-κB阻害剤DHMEQは、2つの炎症性腸疾患モデル(DSS誘発腸炎、TNBS腸炎)において著明な腸炎抑制効果を認めた。炎症性腸疾患に有用である可能性が考えられ、新規IBD治療薬として臨床応用への可能性を大いに期待させる結果であった。一方で、更に効力の強い新規NF-κB阻害剤の開発を模索し3-[(dodecylthiocarbonyl)methyl]glutarimide(DTCM-G)を得た。DTCM-Gにおいても、2つの炎症性腸疾患モデルにおいて著明な腸炎抑制効果を認め、新規IBD治療薬として臨床応用への可能性を大いに期待させる結果であった。DTCM-Gの作用機序をRAW264.7細胞において検討しAKTおよびGSK-3β活性抑制との関係が考えらえた。
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Journal of Crohn's and Colitis
巻: 6 ページ: 215-225