研究概要 |
CXXC5 タンパクは DNA に直接結合し DNA 修復遺伝子 MLH1 の転写を正に制御する因子であることが明らかとなった.また,CXXC5 は他のタンパク性因子 SYF2 や HNRNPH1 と相互作用し,協同して MLH1 の転写制御に関与することも示唆された.低酸素下ではこれら 3 因子のタンパク量はいずれも低下するが,強制的な発現によりこれら因子の低下を補完すると低酸素性 MLH1発現抑制が緩和された.従って,これら 3 因子が介在する MLH1 の低酸素性低下の新たな経路が明らかとなった.
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