肝胆膵鏡視下手術におけるAuto-Fluorescence Imagingの応用

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 22591514
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 消化器外科学
• 研究機関: 新潟大学
• 研究代表者: 皆川 昌広 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (10464009)
• 研究分担者: 黒崎 功 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (50293220)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• キーワード: 膵臓外科学 / 内視鏡下手術

研究概要

Auto-Fluorescence Imaging(AFI)は表層型の腫瘍描出に有効であることがわかった.特に血流の多い肝臓に関してはよいコントラストが得られることより,肝硬変など表面凹凸の強く腫瘍の触知が難しい臓器に対する鏡視下手術において有用な技術であることを確認できた.また,fluoroscein sodiumと呼ばれる蛍光剤を使うと,肝胆膵においける細径の脈管部を強く蛍光させることが可能であり,このシステムを使った術中ナビゲーションの可能性を示唆できた.

研究成果

• [雑誌論文] Navigation surgery with autofluorescence imaging for small hepatocellular carcinomas invisible to ultrasonography (2011)
  • 著者名/発表者名: Minagawa M, Kurosaki I, Ogawa H, Hatakeyama K
  • 雑誌名: Surgery 巻: 149(6) ページ: 848-850
  • 査読あり
• [学会発表] Density Fluctuation of Preoperative MDCT image predicts postoperative pancreatic fistula after pancreaticoduodenectomy (2012)
  • 著者名/発表者名: Minagawa M, Kurosaki I, Takano K, Takizawa K, Morimoto Y, Nakano T
  • 学会等名: IASGO
  • 発表場所: Bangkok
  • 年月日: 2012-12-05
• [学会発表] 体尾部膵癌に対するRadical antegrade distal pancreatectomy (2012)
  • 著者名/発表者名: 皆川昌広、黒崎功、佐藤大輔、高野可赴、森本悠太、仲野哲矢
  • 学会等名: 日本肝胆膵外科学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2012-06-02
• [学会発表] Mechanical Slow Flatteringによる術後膵液瘻軽減の試み (2011)
  • 著者名/発表者名: 皆川昌広,黒崎功,高野可赴,滝沢一泰,森本悠太,畠山勝義
  • 学会等名: 日本内視鏡外科学会
  • 発表場所: 大阪
  • 年月日: 2011-12-08
• [学会発表] Laparoscopic partial resection of pancreatic tumors using low power CUSA (2011)
  • 著者名/発表者名: Minagawa M, Kurosaki I, Takano K, Hatakeyama K
  • 学会等名: IASGO 2011
  • 発表場所: Tokyo
  • 年月日: 2011-11-12
• [学会発表] Auto-fluorescence imaging for detecting superficial liver tumors in laparoscopic surgery (2011)
  • 著者名/発表者名: Minagawa M, Kurosaki I, Kitami C, Takano K, Hatakeyama K
  • 学会等名: ISW 2011
  • 発表場所: Yokohama
  • 年月日: 2011-08-28
• [学会発表] 肝硬変患者に対する低侵襲手術としての鏡視下肝切除 (2010)
  • 著者名/発表者名: 皆川昌広,黒崎功,北見智恵,高野可赴,佐藤大輔,滝沢一泰,畠山勝義
  • 学会等名: 日本内視鏡外科学会
  • 発表場所: 横浜
  • 年月日: 2010-10-19
• [学会発表] 膵実質CT値計測による膵液瘻リスク予測とその組織的背景の関係 (2010)
  • 著者名/発表者名: 皆川昌広,黒崎功,北見智恵,黒崎亮,高野可赴,佐藤大輔,畠山勝義
  • 学会等名: 日本消化器外科学会総会
  • 発表場所: 山口
  • 年月日: 2010-07-14