研究課題/領域番号 |
22591585
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤中 俊之 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (00359845)
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研究分担者 |
中村 元 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (80533794)
吉峰 俊樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (00201046)
畑澤 順 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70198745)
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キーワード | びまん性脳損傷 / 18fluorodeoxyglucose / PET-MRI |
研究概要 |
平成22年度の研究実施計画では、平成22年12月までに、確実にラットびまん性脳損傷モデルを作成できるようにし、平成23年1月~12月までにPET-MRI装置を用いて、外傷後の脳の糖代謝を測定、解析する予定であったが、平成22年9月のPET-MRI装置の故障や撮影条件設定の遅れに伴い、研究計画に3ヶ月の遅延が生じた。したがって、PET-MRI装置での撮影、データ解析が平成23年4月以降にずれこんだ。 上記理由により、平成22年度実績としては、ラットびまん性脳損傷モデルを確実に作成する技術を得た。以前に我々が用いていた、500gのラットに対して、500gの重りを150cmの高さから自由落下させて外傷を作成するものではなく、ラットの重量を500gから400g以下へと小さくしたかわりに、120cmの高さから落下させて外傷を作成した。死亡率は、ラット15匹の外傷モデルに対し3匹、すなわち20%の死亡率であり、以前に我々の用いていたモデルでは約20-30%であることを考えると、外傷の程度はほぼ同等~やや軽めのモデルとして評価できた。しかし、前述のごとく、平成22年度には実際にこのモデルを用いてデータ解析を行うことはできず、平成23年度に持ち越しとなった。平成23年1月から3月にかけて使用するはずであった、PET分子イメージングセンター利用料など、直接経費950,000円は平成23年度に繰り越した。
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