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2012 年度 研究成果報告書

VEGF(血管内皮増殖因子)中和抗体を用いた後縦靭帯骨化症治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 22591631
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 整形外科学
研究機関三重大学

研究代表者

淺沼 由美子  三重大学, 大学院・医学系研究科, リサーチアソシエイト (10361966)

研究分担者 笠井 裕一  三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20242943)
淺沼 邦洋  三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (20378285)
連携研究者 明田 浩司  三重大学, 医学部付属病院, 講師 (20422826)
須藤 啓広  三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60196904)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード脊椎脊髄病学
研究概要

Tiptoe Walking (ttw)マウスは、全身性に靱帯組織の骨化形成がおこるマウスであり、脊椎においても後縦靭帯骨化および黄色靭帯骨化を生じることが知られている。このマウスに血管内皮増殖因子(VEGF)の中和抗体を腹腔内投与し、骨化部分の面積を経時的に計測したところ、VEGF中和抗体投与群(V群)はコントロール群(PBS投与;P群)に比べ、骨化の増大が抑制されることが分かった。またP群で多数のオステオカルシン陽性細胞とtype X collagenの発現を認めたのに対し、V群ではサフラニン陽性で、type X collagenの発現はほとんどみられなかったことから、V群ではVEGF作用を抑制することにより、軟骨細胞の肥大化や骨芽細胞の誘導が阻害されて軟骨成分が多く残存していた可能性が考えられた。これは、脊椎靭帯骨化過程における内軟骨性骨化が抑制されている可能性が考えられた。また、V群に比べP群で骨化巣部分の血管新生が多く確認され、VEGF中和抗体投与による血管新生の抑制も、軟骨細胞から骨組織、骨髄組織への置換の抑制に関与している可能性が示唆された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脊柱靱帯骨化症におけるVEGF中和抗体の骨化抑制効果2010

    • 著者名/発表者名
      脊柱靱帯骨化症におけるVEGF中和抗体の骨化抑制効果
    • 学会等名
      三重大学整形外科
    • 発表場所
      京都
    • 年月日
      2010-10-15

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公開日: 2014-08-29   更新日: 2015-09-02  

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