研究課題/領域番号 |
22591633
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
坂井 孝司 大阪大学, 医学部附属病院, 助教 (00444539)
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研究分担者 |
菅本 一臣 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40294061)
山崎 隆治 大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (40432546)
菅野 伸彦 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70273620)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | リハビリテーション |
研究概要 |
股関節では関節面の形状・接触と筋・靭帯・関節唇による制動により、適切な可動域と動揺性を獲得し、任意の肢位でのバランスが保持される。股関節の不安定性は股関節疾患の病態における動的要因であり、股関節の不安定性評価と疾患の関係を解明することは、治療法・手術適応の決定や、効果的な治療法・リハビリテーションの確立へつながる。本研究において、生体内における股関節の不安定性を客観的かつ定量的に解析・評価するシステム開発として、2つのkinematicsに関する研究を行った。一つは、X線透視画像から動画として得られた二次元画像に人工関節の3D-CADモデルをマッチングさせて行う、2D-3D registrationアルゴリズムをベースに改良した骨関節の三次元動態解析システムの開発である。股関節における精度検証では、角度は1.3度以下、距離は2.3mm以下の誤差で、この動態解析システムを適用して人工股関節全置換術後の深屈曲動作における生体内動態、すなわち骨盤後傾と股関節可動域ならびに骨盤後傾の可動域に対する割合を明らかにし、個人により差が大きいことを確認した。もう一つは人工関節の入っていない生体股関節について、種々の肢位で撮像した3D-MRI(true FISP撮像)データにvolume registration法を用いたtranslation解析システムの開発である。股関節形成不全股では正常股に比較して特にPatrick肢位で不安定性が大きいことを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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