研究成果の概要(和文):骨格筋間質幹細胞群(Sk-34、Sk-DN 細胞)を含んだ総合増幅型幹細胞群を使用し、再生不能な広範囲マウス坐骨神経欠損を再生する実験行った。エタノール処理した生体チューブ内に幹細胞群を移植した結果、移植後 4 週間で欠損部分に移植細胞由来 GFP 陽性のシュワン細胞、神経内膜・周膜細胞が軸索再伸展を補助する形で出現し、神経そのものを架橋していた。術後 8 週には、移植細胞はチューブ領域を超えて両断端のレシピエント神経内へ拡散していた。したがって骨格筋間質由来幹細胞は末梢神経再生治療に対して、最適な細胞群であると考えられ、臨床応用を目指してさらに研究を続けて行きたい。
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