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2012 年度 実績報告書

ビスフォスフォネートによる破骨細胞の細胞死誘導および骨吸収抑制メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 22591679
研究機関東京大学

研究代表者

大島 寧  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (50570016)

研究分担者 田中 栄  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (50282661)
武冨 修治  東京大学, 医学部附属病院, 助教 (70570018)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード骨・軟骨代謝学
研究概要

前年度までの研究において、代表的な窒素含有型ビスフォスフォネートとしてリセドロネートを選択し、リセドロネートが Erk/Bim経路に作用して破骨細胞のアポトーシスを誘導し、Akt経路に作用して破骨細胞の骨吸収活性を阻害すること、またリセドロネートの作用機序が破骨細胞のアポトーシス誘導に依存しないことを明らかにした。当該年度は同様の解析を、もう一つの代表的な窒素含有型ビスフォスフォネートであるアレンドロネートを用いて行った。Bim遺伝子欠損破骨細胞およびBim遺伝子欠損マウスへのアレンドロネート投与実験により、アレンドロネートによるアポトーシス誘導にBcl-2 familyのうちBimが重要な役割を果たしている事がわかった。in vitro の系におけるシグナル解析により、アレンドロネートがErk/Bim 経路に作用して破骨細胞のアポトーシスを誘導し、Akt 経路に作用して破骨細胞の骨吸収活性を阻害することが明らかとなった。またBimノックアウトマウスへのアレンドロネート投与実験から、アレンドロネートの作用機序が破骨細胞のアポトーシス誘導に依存しないことを明らかにした。アレンドロネートにおいてもリセドロネートと同様に、アポトーシス誘導と骨吸収活性抑制が独立したシグナル経路によって制御されていることが明らかとなり、各種の窒素含有型ビスフォスフォネートによって破骨細胞内で共通したシグナル変化が生じている可能性が示唆された。本研究によって得られた知見は、新たなビスフォスフォネート薬の開発や新たな機序をもつ骨吸収抑制薬の創薬につながるものと考えられる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2014-07-24  

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