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2012 年度 実績報告書

転写因子CIZによる副甲状腺ホルモンの骨への作用の制御

研究課題

研究課題/領域番号 22591680
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

中元 哲也  東京医科歯科大学, 学内共同利用施設等, その他 (90334383)

研究分担者 早田 匡芳  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (40420252)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワードCIZ / PTH / BMP
研究概要

当研究においては、PTH/PTHrP受容体の恒常活性型を骨芽細胞/象牙芽細胞にて発現しているcaPPRマウスと、同じく骨量増加の表現型をもつCIZノックアウトマウスを掛けあわせて、さらなる骨量増加の表現型が得られたことから、caPPR-CIZKOマウスの解析を行うことを目的としている。
caPPR-CIZKOマウスの繁殖に関しては、caPPRマウスが弱いことと、CIZKO マウスに過去に報告したように精巣の異常があるため、困難であったが、caPPR-CIZKOおよびそのコントロール各群の計8群について、♂、♀それぞれ6例から10例のマウス検体を得た。
細胞培養の系では、骨芽細胞様細胞株MC-3T3E1細胞において、PPRの下流シグナルであるCRE(cAMP response element)を介した転写活性化を見るため、pCRE-Lucベクターでルシフェラーゼアッセイを行った。CIZを大量発現させた場合には、当初PPRによるCREの活性化が軽減される傾向があったが、その後の繰り返し実験の結果、ほぼ軽減はされないという結論に至った。CIZがBMPシグナルの阻害因子であること、PTHがBMPシグナルを亢進するという報告があることから、CIZの作用は、PTHのCRE活性化作用そのものではなく、PTHからBMPへ至り骨形成につながる経路の側にあるものと考えられる。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Nck1 deficiency accelerates unloading-induced bone loss2013

    • 著者名/発表者名
      Smriti AA, Miyai K, Ezura Y, Hayata T, Notomi T, Nakamoto T, Pawson T, Noda M
    • 雑誌名

      J Cell Physiol

      巻: (in press)

    • DOI

      doi:10.1002/jcp.24317

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Osteoblastic differentiation enhances expression of TRPV4 that is required for calcium oscillation induced by mechanical force2013

    • 著者名/発表者名
      Suzuki T, Notomi T, Miyajima D, Mizoguchi F, Hayata T, Nakamoto T, Hanyu R, Kamolratanakul P, Mizuno A, Suzuki M, Ezura Y, Izumi Y, Noda M
    • 雑誌名

      Bone

      巻: 54 ページ: 172-178

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Profilin1 regulates sternum development and endochondral bone formation2012

    • 著者名/発表者名
      Miyajima D, Hayata T, Suzuki T, Hemmi H, Nakamoto T, Notomi T, Amagasa T, Bottcher RT, Costell M, Fassler R, Ezura Y, Noda M
    • 雑誌名

      J Biol Chem

      巻: 287 ページ: 33545-33553

    • DOI

      doi:10.1074/jbc.M111.329938

  • [雑誌論文] Anabolic action of parathyroid hormone regulated by the beta2-adrenergic receptor2012

    • 著者名/発表者名
      Hanyu, R.
    • 雑誌名

      Proc Natl Acad Sci U S A

      巻: 109 ページ: 7433-7438

    • DOI

      10.1073/pnas.1109036109

    • 査読あり
  • [学会発表] PTHの骨形成促進作用はシャトリングタンパク質CIZによって抑制される2012

    • 著者名/発表者名
      中元哲也
    • 学会等名
      第30回日本骨代謝学会学術集会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      20120719-20120721
  • [学会発表] Chondrocyte Metabolism in Inflammatory Arthritis is regulated by CIZ2012

    • 著者名/発表者名
      Tetsuya Nakamoto, Takayuki Motoyoshi, Tasuku Hada, Makiri Kawasaki, Tomomi Sakuma, Tadayoshi Hayata, Yoichi Ezura, Masaki Noda
    • 学会等名
      ASBMR 2012 Annual Meeting
    • 発表場所
      ミネアポリス、米国
    • 年月日
      2012-10-15

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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