研究課題
基盤研究(C)
再生医療に利用されるヒト間葉系幹細胞について、ケモカイン遺伝子SDF1(別名CXCL12)の上流に同定したメチル化変動部位は、サイレンサー領域として働くことが示された。網羅的なメチル化レベルの比較解析から、インビトロにおける間葉系幹細胞の分化誘導に伴うメチル化変動は極めて稀な現象であったが、生体内で長期の細胞履歴を反映する、異なる組織MSCにおいては再現性をもって多数の領域が、関節発生や軟骨細胞分化に重要な遺伝子座に示され、新たな研究課題が提示された。
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