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2010 年度 実績報告書

股関節シュミレーターを使用した各種超高分子ポリエチレンの摩耗特性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22591691
研究機関東京医科大学

研究代表者

山本 謙吾  東京医科大学, 医学部, 教授 (10246316)

研究分担者 宍戸 孝明  東京医科大学, 医学部, 准教授 (70266500)
正岡 利紀  東京医科大学, 医学部, 講師 (70256270)
久保 宏介  東京医科大学, 医学部, 助教 (40408092)
キーワード超高分子ポリエチレン / 股関節シュミレーター
研究概要

本実験研究に使用したPolyethylene cupは初回重量計測(Soaking前)を各々計測した。その結果7Mrad 44mm径3.5mm厚Vitamin-E Polyethylene cup(以下3.5mm Vit-E群)は重量13.2257±0.0048912g(平均±SD)、7Mrad 44mm径4.0mm厚Vitamin-E Polyethylene cup(以下4.0mm Vit-E群)は重量15.2315±0.0331g(平均±SD)であった。また、股関節シュミレーター試験開始前のCup及び骨頭部の表面粗さをWhitelight interfrometryにて各Specimenにつき40か所において計測を行った。
初回計量後、PolyethyleneのAbsorption特性を考慮した上で、Bovine牛血清(20% protein濃度)に浸し室温でSoakingを実施した。soaking開始後、毎週重量計測を行い、重量変化が安定した約7週まで実施した。7週のSoaking後の3.5mm Vit-E群(N=12)の重量変化は平均-0.0013±0.0011g、4.0mm Vit-E群(N=24)の重量変化は平均-0.0020±0.0017gであった。
高架橋超高分子ポリエチレンは低摩耗の一方で骨頭の大口径化に伴う菲薄化したライナー破損やクリープ現象による摩耗量の増大の心配がある。Polyethylene cupの厚みによる摩耗量の変化、Vitamin-E添加による長期耐摩耗性能は今後検討すべき事項であり、本実験の継続がその解明の一助となると考えられる。

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公開日: 2012-07-19  

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