研究課題/領域番号 |
22591713
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
平手 博之 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教 (20363939)
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研究分担者 |
浅井 清文 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70212462)
祖父江 和哉 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (90264738)
杉浦 健之 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (20295611)
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キーワード | 感染症 / 脳神経疾患 |
研究概要 |
(1) 培養アストロサイトにおける炎症によるAQP4発現の変化 単純なアストロサイト培養系を用い、エンドトキシンや各種サイトカインによってAQP発現がどのように変化するかを検討した。培養アストロサイトにエンドトキシンあるいは炎症性サイトカイン(IL-1β、TNF-α、IL-6)を投与し、AQPの発現量をmRNA・蛋白質のレベルで、それぞれRT-PCR、ウエスタンブロットにてそれぞれ評価した。エンドトキシンによってAQP4の発現が低下した。また、IL-1β、TNF-αにより、AQP4の発現が増強した。 (2) 敗血症マウスにおけるAQP4発現の変化と高次脳機能障害への関与 動物モデルにおいても同様の現象を確認する。盲腸結紮穿刺腹膜炎マウスモデル(cecal ligation and perforation ; CLPモデル)を作成し、重症感染症が起こった際に、脳におけるAQP4の発現が低下するかどうかを検討する。現在、モデルの作成は安定した状態となったので、AQP4の発現を、ウエスタンブロット法と免疫化学組織染色により検討している。
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