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2010 年度 実績報告書

肺移植後早期グラフト機能不全の発症における炎症性メディエーターの変動と診断的価値

研究課題

研究課題/領域番号 22591731
研究機関岡山大学

研究代表者

五藤 恵次  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (00234980)

研究分担者 溝渕 知司  岡山大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 准教授 (70311800)
大藤 剛宏  岡山大学, 岡山大学病院, 講師 (40452578)
キーワード肺移植 / グラフト機能不全 / 炎症性メディエーター
研究概要

研究目的
早期グラフト機能不全は肺移植後数日間以内に高頻度で発生し、重篤な呼吸不全を呈する合併症である。我々は肺移植後に早期グラフト機能不全が発生した症例を数多く経験しており、他の臓器移植に比べて死亡率が高い肺移植の救命率を少しでも高めるためには再灌流傷害を含めた早期グラフト機能不全の原因を解明し有効な治療法を見つけ出さなければならない。早期グラフト機能不全の病態解明と鑑別診断を目的として、術中および術後5日間経時的に炎症性メディエーターと呼吸循環系パラメーターを測定し、炎症性メディエーターの診断的価値および重症度との相関を分析する。
研究計画・方法
両側生体部分肺移植患者10名に対し、観血的動脈圧をモニターしながら高用量フェンタニルとベクロミウムを用いた全身麻酔を施行する。麻酔導入後、右内頚静脈より持続心拍量測定が可能な肺動脈カテーテルを挿入し、肺動脈圧、右心房圧、楔入圧、心拍量の測定を開始する。食道に経食道心臓超音波装置を挿入し、心室の運動性、心室径、弁逆流、圧差などを測定する。麻酔導入後,再灌流直前,再灌流直後,麻酔終了後,術後6, 12, 24, 36, 48, 72, 96, 120時間後の12点において血中インターロイキンIL-1,IL-6,IL-8,IL-10,IL-12,TNF-α,好中球エラスターゼ,血小板活性化因子PAF,CRP、フィブリノーゲンを測定する。
今年度は平成22年10月に内定をうけ、下記の分担にて臨床研究を行った。
五藤恵次(研究の総括、麻酔および集中治療担当)
大藤剛宏(肺移植手術実施)
溝渕知司(呼吸循環系・炎症性パラメーターの測定)

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公開日: 2012-07-19  

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