研究課題
基盤研究(C)
小児心臓手術後の急性腎傷害の発生頻度もよくわかっていない。まずはどの程度の頻度で,どのくらいの重症度の急性腎傷害が発生しているかを把握する(2年間の症例の蓄積)。また同時に採尿を行い,尿中に分泌されるバイオマーカーを測定し早期発見に寄与するかを検討した。NGALという物質が急性腎傷害患者において尿中,血中で上昇するという報告がたくさんあり,当初はNGALを測定したが,本研究からは小児心臓術後患者では腎傷害の発生とNGALの値の関連は認めなかった。しかし,腎傷害を発生する患者では有意に尿中のアルブミンの分泌が高まっていた。
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