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2010 年度 実績報告書

難治性疼痛に対する脊髄刺激鎮痛法の作用点の解明-中枢か脊髄か-

研究課題

研究課題/領域番号 22591743
研究機関横浜市立大学

研究代表者

新堀 博展  横浜市立大学, 医学部, 助教 (60404993)

研究分担者 田澤 利治  横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (40405006)
菊地 龍明  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (70285138)
紙谷 義孝  横浜市立大学, 医学部, 助教 (90381491)
小川 賢一  横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (10233412)
キーワード難治性疼痛 / 脊髄刺激鎮痛法 / 下降性抑制系 / マイクロダイアリシス法
研究概要

平成22年度は脊髄刺激による疼痛緩和効果の機序を明らかにする目的で、セロトニン受容体及びα2アドレナリン受容体拮抗薬を用いて薬理学的に疼痛緩和効果が拮抗できるかを確認した。セロトニン受容体に関しては、5-HT1,2受容体拮抗薬であるメチセルジド(30μg)、5-HT2A/2C受容体拮抗薬であるケタンセリン(30μg)、5-HT3受容体拮抗薬であるオンダンセトロン(60μg)を脊髄刺激により疼痛が緩和しているSNLラットのくも膜下腔に予め留置しておいたカテーテルを通じて投与したところ、1時間後には機械的刺激に対する閾値が脊髄刺激前のレベルに低下しており、これらセロトニン受容体のサブタイプが脊髄刺激による鎮痛作用に関与していることが示唆された。同様にα2アドレナリン受容体拮抗薬であるヨヒンビン、イダゾキサン(30μg)のくも膜下投与でも鎮痛作用に拮抗することが出来、α2アドレナリン受容体も脊髄刺激による鎮痛作用に関与していることが示唆された。脊髄刺激による鎮痛作用の中枢の関与を検討するため、縫線核及び青斑核における神経細胞の興奮性を明らかにするために同部位におけるpCREBに対する免疫染色を条件検討から行い、今後解析を進めていく予定である。

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公開日: 2012-07-19  

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