研究課題
基盤研究(C)
前立腺癌における NFκB-IL6 系の病態生理学的意義の解明や dihydroxymethylepoxyquinomicin (DHMEQ)などの NF-kB 阻害剤の抗癌剤としての有用性などを検討した。 DHMEQ は前立腺癌細胞において濃度依存性かつ時間依存性に有意な抗腫瘍効果を示し、G2/M arrest を増加させ、docetaxel の抗腫瘍効果を有意に増強した。また、DHMEQ は放射線による抗腫瘍効果を増強し、この作用は放射線により誘導される NF-kB 活性の抑制ならびに G2/M arrest の増強を介することなどが示唆された。これらの結果から NF-kB の阻害が前立腺癌に対する有用な治療戦略となりうる可能性が示唆された。
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