研究課題/領域番号 |
22591784
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
守屋 仁彦 北海道大学, 大学病院, 講師 (20374233)
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研究分担者 |
野々村 克也 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60113750)
田中 博 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 非常勤講師 (60344470)
三井 貴彦 北海道大学, 大学病院, 助教 (90421966)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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キーワード | 尿道下裂 / 停留精巣 / 思春期 / 内分泌 / 下垂体―性腺系 / 造精機能障害 |
研究概要 |
【目的】尿道下裂の原因については様々な報告がなされているが、その一つに内分泌学的異常がある。過去の報告において幼少期の内分泌学的異常の報告は散見されるものの、下垂体―性腺系が活性化される思春期にいかなる影響があるのかについての報告はごく僅かである。今回の検討では、尿道下裂の形態と思春期の下垂体―性腺系について検討した。 【対象・方法】当科で手術を行い、15歳以上で評価を行った43例を対象とし、尿道下裂の程度・合併する精巣疾患と、LH・FSH・テストステロン及び精巣容積の関係を検討した。 【結果】43例中14例が遠位型尿道下裂であり、29例が近位型であった。近位型のうち8例に停留精巣の既往歴があった。これらの症例を遠位型(14例)・停留精巣既往のない近位型(21例)、停留精巣既往のある近位型(8例)に分けて検討を行った。遠位型ではhypogonadotropic hypogonadism, 低テストステロン血症、低LH血症、hypergonadotropic hypogonadismを各1例に認めた。停留精巣既往のない近位型では低テストステロン血症1例、hypergonadotropic hypogonadism1例、アンドロゲン不応症1例がみられた。停留精巣既往のある近位型ではhypergonadotropichypogonadism、高 LH血症を各2例に認めた。高FSH血症を伴う萎縮精巣(10ml未満)は7例に認められ、遠位型1例、停留精巣既往のない近位型2例、停留精巣既往のある近位型4例であった。 【結論】思春期における内分泌異常は遠位型・近位型ともに存在し、停留精巣の既往ない症例でも認められた。そのうち、停留精巣既往のある近位型尿道下裂群では造精機能障害が疑われる症例の割合が高かった。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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