研究課題/領域番号 |
22591785
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
田中 博 北海道大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (60344470)
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研究分担者 |
野々村 克也 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60113750)
三井 貴彦 北海道大学, 病院・泌尿器科, 助教 (90421966)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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キーワード | 間質性膀胱炎 / NFkB / 診断 / サイトカイン |
研究概要 |
間質性膀胱炎(IC)は膀胱内への尿の貯留に伴う強い膀胱痛を来す疾患であるが、その発生機序は不明な点が多い。最初に、女性IC患者と健常女性を対象に、尿中のサイトカイン濃度の測定を行った。IC患者ではIL-8が高い傾向が見られたが、それ以外のサイトカインの有意な上昇は見られなかった。しかし、ICの重症度の指標の一つである膀胱容量は、IL-6、IL-8、TNF-αが高いほど膀胱容量が有意に減少する結果が得られた。次に、GFP陽性の骨髄細胞を移植したキメララットを用いて、膀胱炎モデルにおける骨髄由来細胞の役割について検討した。膀胱炎モデルでは、骨髄由来細胞の膀胱への遊走は認めるものの、膀胱組織細胞への分化は認められなかった。NATシステムを導入した膀胱上皮におけるNF-〓B活性シグナル検出の検討では、安定したけ結果が得られず、さらなる検討が必要であった。
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