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2012 年度 実績報告書

メタボリックシンドロームからみた尿路結石症の新たな予防法確立に向けた臨床研究

研究課題

研究課題/領域番号 22591800
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

柑本 康夫  和歌山県立医科大学, 医学部, 准教授 (50295820)

研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2013-03-31
キーワード尿路結石症 / メタボリックシンドローム / 予防
研究概要

尿路結石症全国疫学調査の個人調査票30,448例のデータベースを用い、個々の患者における肥満、高血圧、高脂血症、糖尿病の合併数(メタボリックシンドローム因子数)と結石形成リスクの関係について検討したところ、メタボリックシンドローム因子を多く有する患者では再発または多発症例が多く、尿化学異常(高カルシウム尿、高尿酸尿、高蓚酸尿、低クエン酸尿)を有する症例が多かった。また、和歌山県立医科大学附属病院泌尿器科を受診した尿路結石患者432名においてメタボリックシンドローム因子数と尿pHの関係について検討したところ、メタボリックシンドローム因子数を多く有する患者では尿pHは低かった。以上の結果より、メタボリックシンドロームでは酸性尿、高尿酸尿から尿酸結石、高カルシウム尿、高蓚酸尿、低クエン酸尿からカルシウム結石の形成リスクが高くなることが示された。なお、び内臓脂肪蓄積/インスリン抵抗性の改善による尿路結石の予防効果の評価を試みたが、充分な症例数を集積できなかったため、解析には至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
理由

24年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

24年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2013 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Association of Metabolic Syndrome Traits and Severity of Kidney Stones: Results From a Nationwide Survey on Urolithiasis in Japan2012

    • 著者名/発表者名
      Yasuo Kohjimoto
    • 雑誌名

      Am J Kidney Dis

      巻: Epub ページ: Epub

    • DOI

      10.1053/j.ajkd.2012.12.028

    • 査読あり
  • [学会発表] 「尿路結石症のリスクファクターと再発予防」生活習慣病と再発予防2013

    • 著者名/発表者名
      柑本康夫
    • 学会等名
      第101回日本泌尿器科学会総会
    • 発表場所
      札幌
    • 年月日
      20130425-20130428
    • 招待講演

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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