研究概要 |
研究計画書に基づき、昨年度に引き続いて原発性アルドステロン症(PA)の診断と腹腔鏡手術を推進そのアウトカムを蓄積した。その成果は複数の国際雑誌に掲載され始めている。成果の一端を2011年5月に全米泌尿器科学会で発表した。この内容はUrology誌に掲載された。 Ishidoya S, Ara Y et al. Single center outcome of laparoscopic unilateral adrenalectomy for patients with primary aldosteronism : lateralizing disease using results of adrenal venous sampling. Urology 78;68-73,2011この内容を含む踏の新展開を、日本泌尿器科学会より依頼を受け、今年も2012.4月の卒後教育プログラムで講演する。 更に、副腎疾患に対する両側一期的腹腔鏡手術のfeasibilityを立証するため、当科で過去に遂行した同手術の外科的アウトカムがInt J Urol誌に投稿、掲載された。 Kawasaki Y, Ishidoya S, Arai Y. Laparoscopic simultaneous bilateral adrenalectomy : assessment of feasibility and indication. Int J Urol 18;762-767,2011 両側性PAの現時点での標準治療は薬物療法である。両側性PA患者が非常に多いこと、両側一期的腹腔鏡手術が安全であるととを証明してきた我々は、最終的な目的である"両側性PAを腹腔鏡手術により治療する"を念頭に、研究最終年度である平成24年度も引き続いて成果を蓄積・発表していく予定である。
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