研究課題
基盤研究(C)
生殖補助医療とインプリンティング遺伝子異常の増加の関連について、初期胚において、インプリンティング遺伝子の発現制御に重要な役割を果たすDNAメチル化に関する検討を行った。余剰胚の研究目的での使用に同意の得られた夫婦より提供された胚を融解、培養し、得られた良好胚盤胞よりgenomic DNAを抽出、バイサルファイト処理を行った後、H19、PEG1遺伝子のアレル特異的メチル化領域をPCRにより増幅、制限酵素切断により、メチル化アレルおよび非メチル化アレルの存在、またその存在比を求めた。結果、メチル化、非メチル化アレルの存在比はいずれも50%を有意に逸脱するものではなく、インプリントは正常であった。
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