雄雌ヘテロマウスの交配により妊娠マウスを確認した後、胎性期19.5日目と20.5日目に胎仔および胎盤をそれぞれ識別した状態で摘出した。遺伝子型を決定した上で、研究分担者である片岡によりKO胎仔の病理学的検討を行った。胎仔および胎盤にも病理学的には明らかな異常所見は認めず、syncytiotrophoblast layerを中心に検討したが胎盤形成不全の所見を認めなかった。血管内皮細胞配列異常の有無の確認のためにCD31、異常なtrophoblast細胞の増殖の有無の確認のためにKi67の免疫染色を施行したが異常を認めなかった。
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