研究課題/領域番号 |
22591842
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研究機関 | 独立行政法人放射線医学総合研究所 |
研究代表者 |
小橋 元 独立行政法人放射線医学総合研究所, 重粒子医科学センター病院, 主任研究員 (60270782)
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研究分担者 |
羽田 明 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (00244541)
水上 尚典 北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40102256)
山田 秀人 神戸大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40220397)
杉森 裕樹 大東文化大学, スポーツ健康科学部, 教授 (20276554)
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キーワード | 妊娠高血圧症候群 / 遺伝子多型 / 妊娠中のストレス / 疫学 / フォーカスグループ面接 / 相互作用 |
研究概要 |
1.従来から協力関係にある産科施設において、(1)妊娠前・妊娠中の生活習慣、ストレス、ソーシャルサポート、エゴグラムなどの質問調査、(2)母体採血およびDNA抽出・タイピングを継続する一方で、新たに協力いただく産科施設を加えて、さらなる症例の集積を行うこととなった。妊娠20週以降の臍帯動脈S/D比の超音波による測定・評価についても検討中である。 2.妊娠女性に対する介入要因として重要な「妊娠中のストレス」に関する評価指標開発を目的として行った、妊婦を対象としたフォーカスグループインタビュー、個人インタビューから得られた、育児不安に関する項目、経済的問題に関する項目、職場などで先輩女性の理解不足、住居に関する問題、妊娠合併症に対する不安やそれに対するフォロー体制に関する項目を用いて、妊娠中のストレス評価を新たな調査項目として加えた。 3.AGT遺伝子タイピング結果を用いた介入研究に関しては、妊娠中のストレスに対する介入項目として、細胞内ヒドロキシラジカルを還元する水素水をはじめとした、いくつかのサプリメントの使用を考えている。現在、数人のボランティア試して、QOL等を調査している。今後、新しいプロトコールを作成する予定である。 4.一般集団のPIH発症率を推定するための周産期情報登録システム開発に関しては、(1)入力が容易で、(2)病院間で共通な、フォーマットを作成するために、必要な資料を集め、文献のレビューを行った。
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