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2012 年度 研究成果報告書

細胞アレイによる卵巣癌抗癌剤効果予測システムの構築と分子標的薬の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 22591865
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 産婦人科学
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

津田 浩史  慶應義塾大学, 医学部, 講師 (00423880)

研究分担者 三木 義男  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (10281594)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
キーワード婦人科腫瘍学
研究概要

本研究では、上皮性卵巣癌の標準化学療法であるTC療法(CBDCA+PTX)の効果を予測できる遺伝子を決定した。上皮性卵巣癌で初回手術時に評価可能病変を認めた症例で、TC療法の効果を予測できる遺伝子をスクリーニングし、そのスクリーニングした遺伝子のうち155遺伝子によりsiRNAの設計をしトランスフェクションプレートを作成した。トランスフェクションプレート上で、TU-OS-4細胞を10000個を播種し、CDDP、PTX濃度を各13uM、45nMで48時間暴露してCell Counting Kit-8にてIC50を算出した。そしてTC療法細胞死阻害遺伝子およびTC療法細胞死誘導遺伝子を選別した。さらにトランスフェクションプレートを構成した155個の遺伝子により、カスタムアレイ(発現解析)を作成した。上皮性卵巣癌で初回手術時に評価可能病変を認めたTC療法を施行しCRであった症例6例NC/PDであった症例7例を新たに集積し、作成したカスタムアレイを施行し、各遺伝子の効果を予測できる精度を算出した。TC療法細胞死阻害遺伝子およびTC療法細胞死誘導遺伝子を選別した。TC療法でCRかNC/PDを判別できる精度を、各遺伝子毎にROC曲線を作成して検証したところ15遺伝子でROC曲線のAUC>0.7となった。

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公開日: 2014-08-29  

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